コロコロコミック、90年代の懐かしい漫画34作

1990年代から2000年くらいにかけて、コロコロコミックで連載された漫画を、時系列順に紹介します。

特に90年代後半がメインです。

1990~95年に連載開始した漫画

まずは90年代前半に連載を開始した作品。

スーパーマリオくん

 

沢田ユキオ

1990.11~

5週間以上も続いているコロコロコミックで、ダントツに一番続いている作品。

 

コンセプトは、吉本興業のようなノリをスーパーマリオでやったらどうなるのか、という考えから始まった。

 一番最初は読み切り漫画だったが、人気が出たため連載がスタート。

累計売上発行部数は850万部を突破。

 

やったね!ラモズくん

 

樫本学ヴ

1993.08-1998.02

 Jリーグがモチーフになっている四コマ漫画作品。

連載当初は Jリーグ発足当初だったこともあり、需要が大きかった。

 

当時大活躍していたラモス瑠偉選手のパロディが主人公であり、他にもキングカズこと三浦知良選手、北澤選手、アルシンド選手などなど、当時のスーパースターたちをイメージしたキャラクターがたくさん登場する。

 

スーパーボンバーマン

 

むさしのあつし

1993.09~2002.09

テレビゲームのスーパーボンバーマンを漫画化した作品。

四コマ漫画であり、特にオチが爆発オチであることが多い作品。

 

時期によっては、コロコロコミックのすごく後ろのページに掲載されていた。

2002年までコロコロコミックで連載し、その後は別冊コロコロに移動している。

 

星のカービィ デデデでプププなものがたり

 

ひかわ博一

1994.05~2006.11

実に12年以上も連載されていた、星のカービィの漫画作品。

 

その後のエピソードによると、作者の先生は途中から連載をするモチベーションが下がってしまい、イラストのほとんどをアシスタントさんに 描いてもらっていたとのこと。

そしてアシスタントさんが辞めたのをきっかけに、久しぶりに絵を描いたが、思うように描けず、絵のタッチが変わったと言われた。

 

その後2006年に連載を終了したが、2017年にコロコロアニキにて連載を再開している。

 

爆走兄弟レッツ&ゴー!!

 

こしたてつひろ

1994.07~1997.11

 

MAXシリーズ

1998.01~1999.10

おそらく90年代のコロコロコミック作品で、一番人気があったであろう漫画。

コロコロコミック編集長の久保さん曰く、子供に2台のミニ四駆を買って欲しいと思い考えた結果、兄弟が2台のマシンを走らせる漫画はどうかということで、爆走兄弟が誕生した。

その後アニメ化もし、2017年にはコロコロアニキにてレッツ&ゴーの続編が描かれている。

 

また1995年から98年にかけて、ミニ四ファイターVというスピンオフ作品も連載されていた。

 

ゴーゴー!ゴジラッ!!マツイくん

 

河合じゅんじ

1994.09~2003.03

その当時人気だったジャイアンツの松井秀喜選手をモチーフにした漫画作品。

 

他にもキャラクターとして、桑田真澄選手のパロディのクワタマスミ、清原選手のパロディキヨハラカズヒロ、長嶋茂雄監督のパロディのナガシマ監督、野村克也監督がパロディのノムラ監督などなど、多くの実在選手が参加している。

また2016年のコロコロアニキでは 『かっとばせ!キヨハラくん』として再び連載がスタートした。

 

 

ウホウホドンキーくん

 

須藤ゆみこ

1995.01~1997.10

テレビゲームでおなじみのドンキーコングシリーズの漫画バージョン。

このマンガでは、ドンキーコングはボケのポジションを取っており、空気が読めない発言で笑いを誘っている。

 

途中で別冊コロコロコミックに移動し、全5巻が発売。

しかし最後の二つの話がコミックスには収録されず、コミックス上では読めない幻の話となっている。 

 

学級王ヤマザキ

 

樫本学ヴ

1995.09~2001.02

 ぶっ飛んだキャラクターが主人公の王道のギャグ漫画。

 人気キャラクターが多数存在し、おばば様、おじじ様、プー助、ワタナベ軍団、下部拓也、姫野きさき、ブタ田ヒカル、苦院エリカなど、個性的なメンバーがたくさんいた。

 

 また1997年には、おはスタの中で短編アニメとして毎日放送され、ポケットモンスターがポリゴンショックにより放送されなくなった時は、代打放送としてこの漫画のアニメシリーズが放送された。

その際、下ネタの場面が多かったため、かなりカットされている部分も存在した。 

 

爆球連発!!スーパービーダマン

 

今賀俊

1995.09~2001.12

 当時人気だったおもちゃ、ビーダマンを題材にした漫画。

チームガッツとして、主人公のタマゴ、ガンマ、サラーで結成されいろんなバトルを戦っていく。

また1999年1月から10月にかけて、テレビアニメとしても放送された。全18話。 

 

1996~97年開始作品

続いては、96年、97年に連載開始したもの。

最新ドラえもんひみつ百科

 

三谷幸広

藤子・F・不二雄

1996.04~1999.05

 ドラえもんには珍しいギャグ漫画作品。

小学館から全2巻が発売された。

 

またドラザキッドをはじめとする、ドラえもんのサブキャラクターたちもいくつか登場している。

ドラえもんが好きだった人は、一つのスピンオフ作品として見ると楽しめた内容だったと思う。 

 

秘密警察ホームズ

 

犬木栄治 立神敦

1996.07~1999.04

名探偵コナンのような推理がメインとなっている漫画。

秘密捜査かと言われる少年探偵団が、大人顔負けで事件を解決していく。

 

多くの場合、事件編と解決編の二部構成になっていて、小学生でもわかるようなトリックが使われていた。

キャラクターは、西鍵 健一、北原 真古、明石 小五郎、原田 三郎、犬森 元治、アルなどなど。

 

小学生ながら難しい事件を解決していく感じだが、当時はめちゃくちゃ格好良く感じたな。 

 

ポケットモンスター

 

穴久保幸作

1996.09~2019.11

 ポケットモンスターの漫画版が、96年に満を持して登場。

 

主人公のレッドが、ポケモントレーナーを目指すが、アニメ版のポケモンと違い、すごくギャグ要素が多くなっている。

これが本当にポケモンなのかと疑いたくなるぐらい、下品なネタもちらほら笑

 

特にピッピは、結構ふざけたキャラで、アニメ版ポケットモンスターのアドバンスジェネレーションにて、チョイ役で登場もした。 

スーパーマリオくんに次いで、2番目に長く連載されたコロコロ作品である。

 

はるかなる甲子園 駆けろ!大空

 

かとうひろし

1996.10~1998.03

かとうひろし先生のオリジナル作品のひとつ。

甲子園に関連した野球漫画であり、作者は野球について知らなかったとのことで、この連載が決まって慌てて野球の勉強を始めた。

 

連載雑誌がコロコロコミックなため、最初は小学生が主人公のリトルリーグを想定していたが、なぜか担当者から高校野球の話をお願いしますと言われて、慌てて甲子園についての方向を描き出した。

今思うと、コロコロコミックで高校生の高校野球の話って、結構独自路線だよな。

 

スーパーフィッシング グランダー武蔵

 

てしろぎたかし

1996.11~1998.01

 

RVシリーズ

1998.02~1999.06

 

EXシリーズ

1999.07~2000.02

釣りをテーマとしたフィッシング漫画。

 

1997年からは、テレビ東京でアニメ放送も開始され、別冊コロコロやハイパーコロコロに戻されされた人気作品。

コミックの累計売上は、230万円部以上という記録も作った。

 

当時はルアー釣りが流行っており、釣りをより幅広く広めるためにタイアップとして作られた作品とされている。

今まで大人向けの趣味とされていたものを小中学生向けに作り、それをブームにさせたことは大きな功績だと思う。

 

ほっとけ!コジゾウくん

 

のむらしんぼ

1996.12~1998.06

 天国に住む少年が人間界に修行に行き、様々なトラブルを解決していく話。

主人公はコジゾウで、人間のヒロインの家に居候しながら人間界で修行をしていく。

 

コミカルな要素もあり、ほんの少し恋愛要素もあり、コロコロコミックらしいほんわかした気持ちで読むことができる。

 

まんがで発見!たまごっち

 

後藤英貴

1997.08~1999.04

 その当時、大人気だったたまごっちを題材にした四コマ漫画。

たまごっちのキャラクター達は、言葉を発せず、ピーというような独特な音でなく設定となっている。

 

真面目な話は少なくギ、ャグ要素が強めとなっている。

 

超魔神英雄伝ワタル

 

三鷹公一

1997.10~1998.03

 SF 要素が強く、少年向け作品らしいヒーローが登場する作品となっている。

 

1997年から毎週木曜の18時より、アニメシリーズも放送された漫画。

この段階でテレビシリーズは第3作まで制作されており、約6年半のブランクがあった。

そのためスポンサーも、タカラからバンダイに移り、紆余曲折を経ながらのアニメ制作となった。 

 

魔動天使うんポコ

 

江川達也

1997.10~1999.08

コロコロコミック作品には珍しい、ちょっとお色気要素のある作品。

作者の江川達也さんは、東京大学物語などセクシーな作品を多く輩出した役者さん。

 

その後ジャンプでタルるートくんを連載したが、タルるートくんのモチーフになった作品であり、二つの作品は共通している部分もある。

キャラクターは、うんポコ、吉田ススム、ナナコ、ゴリポン、貴王子貴文などなど、個性的なキャラクターがたくさん出てくる。 

 

クラッシュ・バンディクーダンス!でジャンプ!な大冒険

 

川嶋亜理

1997.11~1999.02

 

後藤英貴

1999.04~2001.02

97年から連載を開始した、クラッシュバンディクーというゲームがモチーフの漫画。

途中作者さんが変わり、新たなシリーズとしてスタートした。

 

作者の体調不良により、作者が入れ替わったと言われており、作者の川嶋先生は2011年にお亡くなりになっている。

変わって後藤先生が執筆を開始したが、その後同じく人気ゲームだったサルゲッチュの漫画が開始されたため、一時連載休止になった期間もあった。

 

超速スピナー

 

橋口隆志

1997.12~2000.08

その当時人気だった、ハイパーヨーヨーをモチーフにした漫画作品。

連載開始前には「燃えろ! スピナー」という短編作品が連載されており、それで人気が出たため本作の連載が始まった。

 

キャラクターの中には、実在人物である中村名人も登場し、主人公たちを見守る大人の一人として登場する。

登場キャラクターは、主人公の堂本 瞬一や北条院 聖斗、小暮 宙太、霧崎 マイ、夢宮 りあん、木村 ベソなどなど。

 

作者さんはその後、焼きたてジャパンなどの人気作品を生み出した人気作家となった。

 

1998~99年開始作品

ラストは、98年99年に開始した漫画。

ヨシモトムチッ子物語

 

樫本学ヴ

1998.03~2000.04

吉本興業の芸人さん達がキャラクターとなった虫が主人公の話。

お笑い芸人を小中学生にももっと人気にさせようということで、連載が開始された。

主人公は山田花子さんがモチーフのテントウムシハナコや、ナインティナインの二人がモチーフのオカムラバエ、アメンボヤベ。

 

他にも、坂田利夫さんや間寛平さん、明石家さんまさん、西川のりおさん、ココリコ、雨上がり決死隊、ダウンタウンの二人などが登場する。

おはスタの中でミニアニメとしても放送されており、最後にちらっと吉本の芸人さんが出てきて、「続く!」って言って、終わるのが個人的にはちょっと楽しかった。

 

チョコボのふしぎものがたり

 

かとうひろし

1998.08~2001.01

 ファイナルファンタジーでおなじみ、チョコボとモーグリの二人が主人公の漫画。

かとうひろし先生の中で一番人気があった作品とご本人が言っている。

 

物語は父親を捜していたチョコボが倒れていたところ、モーグリに助けられ、そこからコンビを組んで旅をしていく話。

ファイナルファンタジーの中では、チョコボ、モーグリもそこまで目立つキャラクターじゃないから、そこにスポットライトを当てて、ちょっとコミカルに描いていく様子は子供心にドキドキした。

また連載から21年後には、チョコボ GP というゲームが発売され、その中のキャラクターとして彼らが登場している。

 

うちゅう人 田中太郎

 

ながとしやすなり

1998.08~2004.09

約6年間もの長期期間、コロコロコミックで連載されていた漫画。

単行本は実に14回にも及ぶ。

ギャグ漫画であるが、すごく独特な雰囲気を持つシュールなギャグ漫画であり、宇宙人である主人公が人間世界の常識とは違う奇想天外なことして行く、価値観の違いをベースにしたギャグが多い。

 

またおはスタの中で2000年から2001年にかけて、短編アニメとして放送もされ、YouTube でも第一話だけが視聴することができる。

個人的には、どこかで全話視聴したい。

 

K-1 ダイナマイト

 

坂井孝行

石井和義(監修)

1999.03~2002.02

最強の格闘家を目指す、小学5年生の少年がどんどん強くなっていくストーリー。

主人公の大奈舞人は、空手をやっていて、途中で実在人物であるアンディフグが師匠として登場する。

体の大きな人物にも、格闘技の技を使えば勝つことができるということを学べた漫画だった。

 

アンディフグの他にも、ピーターアーツ物語なども特別収録されている。

この漫画をきっかけに、 K 1や PRIDE などに興味を持ったという少年も多かったはず。 

 

ぐるっとヨーカイザー

 

松村努

1999.04~1999.09

当時注目されていた携帯ゲーム、ヨーカイザーを元にした漫画作品。

 

大ヒットこそならなかったものの、当時の子供たちの間で小さな話題になったおもちゃ。

テーマソングも作られており、作詞作曲ボーカルはさだまさしさん。

とーりゃんせ とーりゃんせ、というサビは、今でも印象に残っている。

 

PaPiPuペット ベストフレンドストーリー

 

姫野かげまる

1999.04~2000.02

ペットを飼うことを題材にした漫画。

コロコロコミックでは、珍しいすごく可愛らしい感じの絵柄だった。

その当時、バンダイはペット事業にも進出しており、それを発展させるためのタイアップとして連載が開始。

 

ハムスターのケージなどが開発されていたが、大ヒットには至らなかったためバンダイはペット事業からは撤退。

漫画も2巻で終了した。 

だけど、可愛らしい絵柄で僕は個人的にすごく好きだったな。

 

デュエル・マスターズ

 

松本しげのぶ

1999.05~2005.03

『デュエル・マスターズ』シリーズの1作目である。

 

マジックザギャザリングをモチーフにした漫画作品。

後にコロコロキッズの読者層により、面白いカードゲームということでデュエルマスターズが別に開発された。

 

当時の子供達は、ポケモンカードで遊ぶか遊戯王カードで遊ぶか、そしてデュエルマスターズで遊ぶか、かなり割れていたと思う。

 

機獣新世紀ZOIDS

 

上山道郎

1999.06~2001.10

タカラトミーから発売された、おもちゃゾイドをモチーフにした漫画作品。

かなり大規模なロボが登場する、ロボット系作品である。

1999年9月から2000年の12月まで、 TBS 系列毎週土曜夜6時からアニメ放送もされた。

テーマ曲である「Wild Flowers」はすごく好きな曲だった。

 

作品としての人気はすごく高かったと思う。

絵柄もめちゃめちゃ綺麗だったな。

 

サルゲッチュ ウキウキ大作戦!

 

後藤英貴

1999.06~2011.10

人気ゲーム、サルゲッチュを題材としたコロコロ漫画。

コロコロコミックの中では長く、約12年もの連載が続いた作品。

 

残念なことに、作者さんのパソコンが壊れた時にデータが消えてしまい、同じ漫画が発行できないことに。

なので全14巻のうち、前半が5冊、リニューアル後の全9巻という分かれ方をしている。

 

ビックリマン2000

 

犬木栄治

1999.07~2001.09

人気のお菓子、ビックリマンをモチーフにした漫画。

 

最初は旅漫画だったが、途中からバトル漫画に路線変更。

その描写も流血シーンなどもあり、しっかりと戦闘もの作品になって行った。

 

また1999年11月から2000年2月まで、毎週月曜6時半からアニメ放送もされた。

全部で68話。

 

ドンキーコング

 

ひじおか誠

1999.09~2000.07

人気ゲームドンキーコングを題材にした漫画。

また同時期に、 CG アニメとしてドンキーコングもテレビ放送されている。

 

アニメ版の主人公の声優は山寺宏一さん、ディディーコングは林原めぐみさんが勤めている豪華コンビであった。

アニメは漫画連載から1ヶ月後の99年10月に開始、そして漫画連載終了と、ほぼ同時期の2000年6月に終了している。

 

爆転シュート ベイブレード

 

青木たかお

1999.09~2004.07

人気だったベーゴマのおもちゃ、ベイブレードを題材にした。

ミニ四駆、ビーダマン、ハイパーヨーヨーに告ぐ、人気のおもちゃ作品として人気を博した。

作者さんも、ミニ四駆シリーズでミニ四ファイターに関する漫画を連載していた作者さんだった。

 アニメ放送は、全部で3期も放送されており、2001年から2003年の終わりまで実に3年も放送が続いた。

 

なぞなぞ怪人ゾナーくん

 

玉井たけし

1999.10~2001.05

おはスタの人気キャラクターだった怪人ゾナーをモチーフにした漫画作品。

 怪人ゾナーの中の人は、声優の森久保祥太郎さんであり、その雰囲気も少し出ている作品だった。

いかにもコロコロコミックって感じのギャグ系作品で、連載期間は長くはなかったけれど僕が好きだった。

 

ポケットモンスター金・銀 ゴールデン・ボーイズ

 

斉藤むねお

1999.11~2001.09

 穴久保幸作さんのポケットモンスターシリーズに続き、連載が始まったポケットモンスター金銀シリーズ。

主人公の名前はゴールドで、ライバルの名前はブラックだった。

僕は金バージョンを買ったから、シルバーおらんのかいって当時ツッコんでしまった笑 

当初は長く連載する予定だったが、結局は全3巻で終了した。

 

作者の先生は、ポケモンのゲームやアニメのスタッフの一人でもあった。

個人的には、穴久保先生のギャグ漫画も良かったけど、こっちの真面目の前のポケモンも好きな雰囲気だった。

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プロフィール

ハンドルネーム:童心かえる

80年代に生まれた男。

主に90年代、2000年代の平成レトロな懐かしいものを、まとめて紹介していきます。

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