日本で流行った洋楽23選(90年代~2000年代)

1990年代から2000年代にかけて流行った、洋楽の名曲を時系列順に紹介していきます。

1990年代前半

まずは90年代前半。

U Can't Touch This / MCハマー

 

1990年5月28日

MC ハマーの1990年の曲。

 

 至る所で耳にする曲で、特に SMAP×SMAP の中で、香取慎吾さんが MCカマーとしてパロディコントをやっていたことでも有名になった。

その影響があってか、2007年の27時間テレビでは、香取慎吾さん主演の西遊記も相まって MC ハマーがパフォーマンスを披露した。

 

1996年には、自己破産の申請をしている彼であるが、こういった活動からもちゃんと復帰している様子が伺える。

 

Smells Like Teen Spirit / ニルヴァーナ

 

1991年9月10日

彼らの2枚目のアルバム『ネヴァーマインド』に収録されている曲。

 

グランジという音楽のジャンルをメジャーに押し上げたのも、彼らのこの曲が大きく影響している。

歌詞のメッセージもあまり大きな意味を持たない曲が、この時までロックンロールでは主流だったが、一定のメッセージがあるのだけど、掴みづらい謎のメッセージが含まれているということでも人気になった。

 

To be with you / Mr.Big

 

1991年9月22日

日本で人気が高い彼らのナンバーワンヒット曲。

 

一時期は、日本では武道館公演を行うが、本家のアメリカではもっと小さいライブハウスでしか行えないという逆転現象もあったほど日本で人気だった。

 

ボーカルの Eric Martin は、 B'z の松本孝弘さんと一時期バンドを結成しており、松本さんの作曲とギターに合わせ、ボーカルを務めるほど日本に対しての思い入れも深かった。

 

恋人たちのクリスマス / マライア・キャリー

 

1994年10月29日

原曲のタイトルはAll I Want for Christmas Is You。

海外だけでなく、日本のオリコンシングルチャートでも2位を記録している。

 

当時人気絶頂だったマライアキャリーが、次はクリスマスをテーマとしたアルバムを1枚作ろうという話になり、できたのがこの曲。

 

 

その当時は、そういったホリデーアルバムを出すのは、キャリア終盤の落ち目のアーティストが行うものなんて言われていたから、反対意見もあったとのこと。

けれど、そういった意見は気にせず、そんな大したことじゃない普通にクリスマスアルバムを出すんだよという形で発表したとのこと。

 

それがこれだけの大ヒットを記録したのだから、結果大成功な作戦だったと言える。

 

ちなみに2011年には、あのジャスティン・ビーバーがマライアキャリーとデュエット版を発表している。

 

Whatever / オアシス

 

1994年12月18日

1994年の曲ではあるが、日本でメジャーになったのは2000年代後半ごろ。

 

オリジナルアルバムには収録されず、2010年のベストアルバムで初めて収録され、そこをきっかけに日本ではメジャーになった。

 

また、ソニー「VAIO」や、アサヒ「off」の CM で採用されたことで、知名度が上がった。

 

オアシスらしからぬシンプルで暖かい、いい曲。

 

1990年代後半

続いて1990年代後半。

The Beautiful People / マリリン・マンソン

 

1996年9月22日

1996年に発売された、アンチクライストスーパースターというアルバムの中の曲。

 

その独特のおどろおどろしい体験と恐怖をベースとした、独特な音楽性が大きな話題を呼んだ。

 

全米では初登場3位を記録する人気だった。

 

My Heart Will Go On / セリーヌ・ディオン

 

1997年12月8日

大ヒット映画、タイタニックの主題歌。

 

当初はタイタニックの監督であるジェームズキャメロンさんは、主題歌は作らない意向であったが、秘密で関係者が制作をし、監督に内緒でセリーヌディオンさんにレコーディングを依頼。

 

それを聞かせてたところ、非常に監督が気に入ったため、エンディングに使われることが決まった。

 

ちなみに、ジェームズキャメロン監督はこの経験を機に、アバターなどの映画でもフルボーカルを組み込んだ曲を映画に入れることが通説となった。

 

ミス・ア・シング / エアロスミス

 

1998年9月1日

98年の大ヒット映画、アルマゲドンの主題歌。

 

28年のキャリアの中で、この曲が初めてのシングルチャート1位を獲得。

エアロスミスって、誰もが知るビッグバンドなのに、この時が初めての1位って個人的にはすごく意外。

 

1位の記録は4週連続で続いた。

日本では、伊藤由奈さんや青山テルマさんがカバーしている。

 

ベイビー・ワン・モア・タイム / ブリトニー・スピアーズ

 

1998年10月23日

ブリトニースピアーズのファーストアルバムに収録された一曲。

 

ほぼデビュー曲ながら、約8カ国でシングルチャート1位を記録。

センセーショナルなデビューとなった。

 

わずか16歳で915万枚の売り上げる、大ヒット曲となった。

 

またこの曲が収録された1st アルバムは、全世界でトータル3000万枚のセールスを樹立。

この時代を牽引するアーティストとなった。

 

I Want It That Way / バックストリート・ボーイズ

 

1999年4月27日

この曲が売れた経緯は、曲が気になるとラジオ局へのリクエストが殺到したため。

 

その成果があってか、シングルチャート1位を20週記録。

グラミー賞にも3部門ノミネートされるほど。

 

個人的にも、初めてこの曲を聴いた時、今まで洋楽なんてほとんど聴いていなかったのに、めちゃくちゃいい曲じゃんって感動したのを覚えている。

 

2000年代前半

次は2000年代の前半。

It's My Life / ボン・ジョヴィ

 

2000年5月10日

90年代にも活躍していた Bon Jovi が、2000年にリリースした曲。

 

日本の話で言えば、2000年には NEC のノートパソコンの CM ソングに使われた。

さらに2004年には、ミニバン「レッツォ」の CM 曲としても使われている。

 

今一番有名なのは、芸人さんのなかやまきんに君が、ネタ中に使う音楽で流してるのが一番有名かも笑

 

Only Time / エンヤ

 

2000年11月6日

エンヤの最大のヒット曲が、2000年にリリースされた。

 

この頃には、彼女は冷静と情熱のあいだという映画の主題歌も担当していたり、日本での知名度も大きく上げていた。

 

ポップミュージックとはちょっとジャンルの違うような、静かな賛美歌のような曲がすごく特徴的で耳に残ったことを覚えている。

 

Complicated / アヴリル・ラヴィーン

 

2002年5月14日

カナダ出身のシンガーソングライター、アヴリルラヴィーンのファーストシングル。

 

自身の出身国であるカナダを始め、7カ国で1位を獲得。

その他にも、アメリカではにイギリスでは3位を記録するなどの人気を見せた。

 

日本の愛好家としても知られており、度々日本でライブを行ったり、日本の番組に出演したりしている。

 

令和に入ってからは 、YouTube チャンネルのザファーストテイクでもこの曲を披露し、人気を博している。

 

All the Things She Said / t.A.T.u.(タトゥー)

 

2002年8月18日

ロシア出身のデュエット歌手、タトゥーの曲。

 

日本国内だけでも、国内版と輸入盤を合わせて200万枚のヒットを記録。

日本だけでも大きなブームを巻き起こした。

 

しかし彼女達と廻りの考え方に大きな差異が生まれ、うまくいかないことが多くなる。

 

 

例えば、初期の彼女達は二人がレズビアンカップルであるというイメージで、プロモーションをしていた。

 

しかし実際は恋人同士ではなく、あくまでも戦略的なやり方であり、そういったことの一つ一つが彼女たちの不満を大きくした。

 

 

そして2003年6月のミュージックステーションでは、歌の出番になっても登場してこず、一つの話題を呼んだ。

2013年のインタビューでは、この時ドタキャンをしたのはスタッフの指示であり、メンバー2人の意見ではなかったと話している。

 

これがもし本当なら、その状況に置かれた二人は、随分苦しい思いをしただろうなと悲しい気持ちになる。

 

Lose Yourself / エミネム

 

2002/12/2

エミネム自身が主演している映画『8 Mile』の主題歌。

 

アメリカのヒットチャートでは、12週連続で1位を獲得し続けた。

 

音楽のダウンロードも200万回を突破し、エミネムの中で最もヒットした曲と なった。

 

よく 当時 CD ショップなどに行くと、ヒップホップを聞かない人も食わず嫌いせずにこの曲を聴いてみてほしい、というようなポップアップが貼ってあって、実際に聞いてみたら、本当に良いと感じるぐらい素晴らしいクオリティだった。

 

恋のマイアヒ / O-Zone(オゾン)

 

2003年8月1日

モルドバ共和国出身の音楽グループの曲。

 

フラッシュムービーが多数作られて、一時期大きな話題を呼んだ。

 

さらには『SMAP×SMAP』の木村拓哉さんが扮する、ホストのコントで使用されることが多かった。

木村拓哉さんが、のまのまイェイ!のまのまのまイェイ!!と言いながら、シャンパンを開けている様子が印象的。

 

Numb / リンキン・パーク

 

2003年9月8日

この曲が収録されたセカンドアルバムは、全世界で2700万枚以上を記録する大ヒットアルバムとなった。

 

日本では、プロ野球選手の登場曲として、新庄剛志さんを始めいろんな人が入場曲に使っている。

 

ボーカルのチェスターベニントンが亡くなった後、再びシングルチャートで上位に上がった。

 

孤独感があるけどゴリゴリのロックサウンドで、個人的にすごいかっこいいなと思う曲だった。

 

American Idiot / グリーン・デイ

 

2004年9月14日

2004年に発売された彼らのアルバム、アメリカン・イディオットのリード曲。

 

アルバムは全世界で1000万枚以上の売り上げを記録。

 

パンクロックを正面から行くようなノリの良いサウンドと、きわどい歌詞が特徴的な曲。

 

アルバムの構成が当時の大統領であるブッシュ政権に対する皮肉であったり、9.11に関するレクイエムであったり、時代を象徴するメッセージとなっている。

 

僕は今までパンクをあまり聞いてこなかったけれど、こういうパンクがめちゃくちゃかっこいいなーって思って、よく聞いていた。

 

Vertigo / U2

 

2004年11月8日

当時キャリア20年以上を誇る彼らの、2004年のナンバー。

 

 Apple の iPod の CM ソングとしてもお馴染み。

 

第47回のグラミー賞では、ロックパフォーマンス、ロックソング、ミュージックビデオ部門の3部門で、最優秀賞を受賞。

 

それまでの彼らは、静かで優しい曲が多かったのに対し、この曲はそれなりに激しい感じのロックナンバーになっていて、彼らの曲で初めてゴリゴリロックでかっこいいって思った。

2000年代後半

ラストは2000年代の後半。

Bad Day /ダニエル・パウター

 

2005年1月

日本馬のタイトルは「バッド・デイ〜ついてない日の応援歌」。

ピアノの弾き語りのスタイルがイメージ強く、ピアノマンという愛称で呼ばれているダニエルパウター。

 

ビルボードのホットランキングで、5週連続で1位を記録。

 

日本ではテレビドラマのレガッタや、 CM ソングなどでもよく使われていた。

 

洋楽って、個性溢れる曲がゴリゴリのロックヒップホップが多いけど、この曲は日本人にすごく受けるような優しい曲だと思った。

 

You're Beautiful / ジェームス・ブラント

 

2005年5月30日

 James Blunt のデビューアルバムからのシングルカット曲。

 

11カ国でシングルチャート1位を記録。

 

日本ではトヨタヴィッツの CM ソングや、ドラマ小早川伸木の恋の挿入歌などで使われた。

 

アメリカのビルボードでも1位を記録したが、イギリスのソロアーティストとしては9年ぶりの快挙だった。

 

ダニエルパウターの曲とほぼ同時期にリリースされており、この時代は優しい曲を歌う洋楽が流行っていたと思う。

 

Sunday Morning / マルーン5

 

2005年7月6日

マルーン5のヒット曲の一つ。

 

マルーン5は変化球で独特な曲も多いけど、この曲は比較的ストレートで Daniel Powter やジェームス・ブラントの流行りの曲に近い、優しい曲だと思う。

 

ちなみにマルーン5というバンド名の由来は未だに秘密となっており、ごくごく一部の人しか知らない謎のネーミングである。

 

2022年には東京ドーム、大阪ドームでライブを行なった、日本でも人気のアーティストである。

 

ダニー・カリフォルニア/ レッド・ホット・チリ・ペッパーズ

 

2006年4月4日

 Red Hot Chili Peppers の代表曲の一つ。

 

日本で有名なのは、映画の DEATH NOTE の曲となったこと。

デスノートの前編では主題歌として使われ、後編でもオープニング曲として使われている。

 

またこの曲は、彼らが過去に出したカリフォルニケーション、バイザウェイから続く三部作の完結編となっている。

 

この曲が収録されている『ステイディアム・アーケイディアム』(Stadium Arcadium)は、2枚組の洋楽アルバムの中で史上初の全米1位を記録した。

 

この曲を聴くと、個人的にはめちゃくちゃデスノートを思い出すなあ。

 

美しき生命 (Viva La Vida) / コールドプレイ

 

2008年5月25日

イギリスのロックバンド、コールドプレイの代表曲。

 

ロックバンドでありながら、この曲はバンドサウンド以外のストリングスや他の楽器が多く使われていて、コールドプレイならではの独特な演奏の雰囲気。

 

これまでコールドプレイの曲は、本当に静かで落ち着いた曲が多かったから、その中では少しだけ激しい部類に入る曲だと思う。

 

アメリカのビルボードチャートで1位を記録。

意外にもコールドプレイ史上初の出来事だった。

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80年代に生まれた男。

主に90年代、2000年代の平成レトロな懐かしいものを、まとめて紹介していきます。

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