ドラマ「眠れる森」の印象的な懐かしい場面をいくつかまとめました。
たくさんネタバレ含みますので、あらかじめ理解してもらえる方のみ読んでください。
目次
ハンモックで眠るキムタク
木村拓哉さん演じる伊藤直季が、中山美穂さん演じる大庭実那子と初めて会うシーンは、深い森の中。
それも、ハンモックに揺られ帽子を顔の上にのせ眠っているシーン。
何とも独特な出会いだから衝撃的。
そこに行くまでに、彼は本上まなみさん演じる佐久間由理に突然別れを告げる。
わざわざ。愛する恋人に別れを告げてまで彼女に会いに行くって。不思議な覚悟を感じた。
そして中山美穂さん演じる大庭実那子に対し
と謎の提案をする。
そして残酷なことが待ち受けてると予言をする直季。
深い森の中でこんなこと言われたら。すごいミステリアスな感じがする。
なんでそんなこと言うのかという彼女の質問に対し
謎のメッセージを発して、二人は別れる。
中山美穂が、偽物の記憶に気付く
彼女は自分の生まれ育った場所が群馬県だと思っていた。
そして、ユースケ・サンタマリアさん演じる中嶋敬太と出会い、彼が幼馴染であると思い気さくに話しかける。
しかし彼は、彼女のことを全く覚えていない。
そこで彼女は、自分の記憶が偽物なんじゃないかと疑い出す。
そして色々調べていくうちに、自分が母校だと思っていた小学校が、実は存在しなかったということに気づく。
そして実は、自分の生まれ小今日は群馬県ではなく、福島県であるということに行き当たるのだった。
個人的には、この辺りから一気にこのドラマに引き込まれた。
記憶が間違っていて、偽物の記憶がありその奥に本物の記憶と真実が隠されているって、なんともミステリアスで続きが気になる物語だよな。
木村拓哉の父、催眠療法の話
そしてもう一度、あの眠れる森に彼女はいく。
そこで出会った男性はなんと、木村拓哉さん演じる伊藤直季の父親。
そして父親と彼女は、15年前に接点があった。
父親はもぐりで記憶に関する治療を行っていて、彼女は15年前の患者さんだった。
そして、木村拓哉さん演じる伊藤直季の記憶を植え付けられていた。
妙に彼女は男性的な趣味が多く、例えば少年野球のグローブを持っていてカーブを投げるのが得意だったりとか。
そういうのも実は、彼の記憶からきているものだとこの段階で気づき始める。
第一話で、彼があんたは俺の一部だから、って謎めいた台詞を言っていたのが、ここでつながってくる。
なるほど本当に記憶を共有しているんだと。
自分が犯人と思い込む中山美穂
少しずつ記憶が蘇って来て、彼女は衝撃的な映像が思い浮かぶ。
それは、自分の手に血のついたナイフが握られていた映像。
つまりは、自分の家族を殺めてしまったのは自分自身ではないかという疑念。
これをきっかけに、婚約をしていた彼と一旦結婚を待ってほしいと言う話になる。
もしも自分がそんな過ちを過去に犯していたのだとしたら、今迷惑は掛けられないと。
ちなみに余談だけど、中山美穂さんの少女時代を演じていた井端珠里さんは、ポケモンのポケットにファンタジーって曲の子供パートを歌っていた少女。
ポケモンの歌を歌っていたあの子が、こんな役もやっていたんだって当時は知らなかったから、面白い発見だった。
木村拓哉、自分の父親を犯人と推測
調べていくうち、木村拓哉さん演じる伊藤はある事実に行き着く。
それは彼女が大事に閉まっていたペンダントの中に、自分の父親の写真があったということ。
つまり実那子と父が血のつながった親子だと気づく。
なぜ犯人は一家にあんな酷いことしたのに、幼い少女だけを放置したのか。
その理由は、彼女が自分の娘だから。
そう考えると合点がいくと考えたのだ。
かんなを使って木を削っている父親に対し、彼が詰め寄る。
「違うんだったら違うって言えばいいだろ。
違うって言えよ!!
なんで言えねえんだよ違うって!
それはあの一家をあんたが○したからだろ!」
暖炉がとうとうと燃え盛る中、父の告白が始まる。
しかし、父は真犯人ではなかった。
木村拓哉が欲しい本上まなみ
ユースケ・サンタマリアさん演じる中嶋敬太に取り持ってもらって、本上まなみさんはもう一度伊藤に会うことに。
最初は思いっきり嫌がっていた彼だったけど、しつこく彼女が風邪を引いたら看病をしに来てくれたりするうちに、少しずつ心が解けていく。
そして彼女は、中山美穂さん演じる大庭実那子の職場まで押しかけ、彼を取られないようにしたり。
実那子のことを諦めた直季を見て、安心したり。
その愛情の深さからか、サンタの格好をした犯人を捕らえたカメラの現像をしに行き、そのまま犯人を交渉しに行き、帰らぬ人に。
命をかけて、伊藤直季の苦しみの半分を背負おうと必死に頑張っていた。
物語の構成上仕方ないとはいえ、彼女が亡くなってしまった時はフィクションながら悲しかったな。
仲村トオルの母の亡霊
仲村トオルさん演じる濱崎輝一郎は、度々亡き母親のことを思っていた。
そして彼の父は、なぜか若い頃の母しか描けなかった。
そんなある時、母親が亡霊のような姿で自分の前に現れる。
そしてこのように告げる。
心を惑わされちゃダメ。」
母さん15年前の今日、何をしていた?
そんな疑問を持ちながらも、彼は自分の母親の亡霊をたびたび見続ける。
そしてラストシーンで、仲村トオルが倒れた後も、また亡霊はやってきた。
陣内孝則「パーティーだ!」
木村拓哉さん演じる伊藤は、車に乗り込もうとしたところで、陣内孝則さん演じる国府吉春にパイプで殴られ、気づけば深い穴の中に埋められようとしていた。
意識が戻り、彼に必死に質問を投げかけるが、彼はこんな不可解なセリフを言う。
「俺が今、何がしたいか教えてやるよ。
パーティーだ!」
何とか命乞いをして直季は助かった。
陣内孝則さんのこのセリフとこの状況は、小学生の頃1回見ただけなのに、大人になっても全然忘れられない記憶に残るシーンだったなぁ。。
ユースケ・サンタマリアの裏切り
木村拓哉さん演じる伊藤に調査を依頼されていたにも関わらず、仲村トオルさん演じる濱崎輝一郎の悪い提案に乗り、彼の交渉に応じることに。
それは伊藤より先に国府吉春の情報を売ってほしいということと、伊藤直季の動きを教えてほしいというもの。
彼はお金に困っていたためとりあえず30万円、そんなお金で彼は動くことを決断した。
さらに本上まなみさんが亡くなった時に、伊藤直季がかまをかけたら、ユースケは自分が犯人だと自白。
「彼女をやっと自分のものにできた」と不可解な恋愛感情でやってしまったと。
伊藤直季の必死の説得もむなしく、彼は命を絶つことを選んでしまう。
中山美穂、真犯人の記憶を思い出す
仲村トオルさん演じる濱崎輝一郎が、自分の一家を〇した記憶がフラッシュバックする。
なんと、自分と彼の結婚披露宴の最中に、これから旦那さんになる人が真犯人だと気付いてしまうのだ。
驚いたような、怖がっているような、憎らしいような、表情で彼を見つめる。
濱崎輝一郎も、実那子から何かしらの大きな罰を受けることは覚悟している様子。
そんな時、国府吉春が披露宴にそっと入ってきて、濱崎輝一郎の体を刃物で刺す。
そしてあえて急所は外す。
わざと命を絶つまではせず、何度も嫌がらせをし続けるのが国府の狙い。
「どこに隠れたって見つけてやる。
一生それの繰り返しだ。わかるか濱崎。
これが、お前が一生かけて味わう地獄だ。」
真犯人の存在に気づき、そしてその直後、そんな大事件が起こると言う何ともショッキングな結婚披露宴だった。
眠れる森で眠る中山美穂
彼女は伊藤の父親の家で、 リハビリのような生活を送る。
彼女の実の父親でもあるわけだから実家に帰ったとも言えるだろう。
そして手紙を実那子に贈る直季。
実那子の体調がよくなったら、もう一度出会い直そうと提案する。
そして彼女に会おうとするかのように、電車に乗り込む伊藤。
そして電車の中で、なぜか少女時代の実那子に出会う。
しかし、直季は眠ったまま。
直季もまた、眠りの世界に迷い込んだのかもしれない。
ラストシーンは、あの森の中で、ハンモックに揺られて眠る中山美穂さん。
第一話が、ハンモックで眠る木村拓哉さんだったから、不思議な対比でラストを迎えた。
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